ヘルシー・クリスチャンライフ (要約)       2005年12月4日   スティーブン・ケイラー師

第一部 「最高の福音」

1主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。
2主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます。
3主は私のたましいを生き返らせ、御名のために、私を義の道に導かれます。
4たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。あなたが私とともにおられますから。あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。
5私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、私の頭に油をそそいでくださいます。私の杯は、あふれています。
6まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。

(詩篇23篇 新改訳)

詩篇23編は、欧米の葬儀のとき牧師がよく読むみことば。しかしクリスマスのみことばでもある。
詩篇23編の特徴は、福音の特徴でもある。

1.シンプル 簡単 単純 誰でもわかる
2.絶対的、あいまいでない
  今の世界、「絶対的なものはない」と言われる。
  われわれの信仰は絶対的なものに基づいている。
3.我々の人生に当てはまる。適用できる。
4.神に対する真理
  福音は神ご自身である

正しい神観が重要。正しい神観は人生を変える、信仰を変える。

1.神様は個人的な神様
  これは聖書独自の神観。
  詩篇23編には「私の」が多い。(主は「私の」羊飼い、など)

2.神様は豊かな神様
  「触らぬ神に祟りなし」ということわざのように、神は怒り、裁き、いじわる」だと思っている人が多い。

  23編5節 私の杯はあふれています。
  23編6節 いつくしみと恵みとが私を追ってくるでしょう。

  神様は良い神様。あなたの味方。

神は何をして下さるか

1.私は共におられる(2,4節)
   聖書に最も繰り返されている約束である。

2.私を回復する(3節)
  失ったものを回復し、慰め、祝福の道、正しい道に導く。

3.神は私を守る(5節)
  悪、わざわいから守る。

4.栄えさせる(5節)
  「杯はあふれています」
  天国に行ってからでなく、今、栄えさせてくださる。

詩篇23編は、イエス様を表している。

第2部 「神様の豊かな領域に入る」 詩篇102編

12しかし、主よ。あなたはとこしえに御座に着き、あなたの御名は代々に及びます。
13あなたは立ち上がり、シオンをあわれんでくださいます。今やいつくしみの時です。定めの時が来たからです。
14まことに、あなたのしもべはシオンの石を愛し、シオンのちりをいつくしみます。
15こうして、国々は主の御名を恐れ、地のすべての王はあなたの栄光を恐れましょう。
16なぜなら、主はシオンを建て、その栄光のうちに現われ、 17窮した者の祈りを顧み、彼らの祈りをないがしろにされなかったからです。

詩篇120編12節ー16節(新改訳)

この時代は励ましが必要
「井の中の蛙」のクリスチャン、今の時代、神が働かれていることを知らない。

「罪の増すところに恵みも増す」
カリスマ、聖霊派の教会が世界のどの宗教よりも成長している。

悪魔の武器は、偽り、ごまかし。私たちを洗脳している。
クリスチャンは思い込みでなく事実に基づく。
純粋なクリスチャンは神の領域に入る

シオン=主の臨在の場所=教会

主は立ち上がる (13節)
  神が約束を実現するとき
  私たちのために戦われるとき
  主の栄光が現れるとき

「定めのとき」とは神の時。自分の考える時とは違う。
日本は今「定めの時」である。神の領域に入らねばならない。

102編1−11節は、対照的に「人間の乏しい領域」
クリスチャンでさえ、この領域に留まっている。日本の霊的状態を表している。

1.否定的、不信仰の領域
  霊的劣等感(私は弱い、小さい)

2.自己憐憫(れんびん)
  自分を見つめる、自分に焦点を合わせることが推奨されるが、落ち込むだけ。
  11節までは、「私は」ばかり繰り返す。12節以降は出てこない。

  クリスチャンは古い人を修理するのではなく、葬り去る=洗礼
  「すべてが新しくなった」

11節から12節に飛躍するのは、神の御業

「But(しかし)」(12節)

B・・・ Breakthrough 打ち破る神

     神は11節と12節の壁を打ち破る

     この教会にとって2006年はBreakthroughの年になるだろう

U・・・ Upgrade

     神は日本の教会にUpgradeのみわざをなそうとしておられる。
     神の領域にUpgradeされる。

T・・・ Transformation   造り変えられる

私たちがすべきこと

1.神に焦点を合わせる(自分から目を離して)

  11節までも現実、しかし神の領域の現実を見るべき
  目に見える現実ばかり見てると、神の現実がうそに思えてしまう。
  黙示録のイエス(栄光の姿)は現実のイエス、これを知らないと信仰が小さくなる。

  だから聖書を読まねばならない。

  パトモス島(島流し)でヨハネは神の世界を見た。悪魔が滅ぼされる姿を見た。

2.信仰のとおりになる

  感情、感覚でなく、みことばにより、信仰により見る。
  神のご計画に自分の人生を合わせる。
  成功したいなら、神の働きを見て、ついてゆけばよい。